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<title>大前研一「ニュースの視点」Blog</title>
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<modified>2010-07-29T11:07:46Z</modified>
<tagline>大前研一流問題解決を高める論理的思考で、日々のニュースの本質に迫る！毎週更新、大前研一《ニュースの視点》Blog</tagline>
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<title>KON322「米国の早期景気回復は幻！？～新金融規制の行方に注目せよ」</title>
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<summary type="text/plain"> 　　米景気への懸念表明 　　FRBバーナンキ議長 　　米金融規制改革法 　　米...</summary>
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<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
　　米景気への懸念表明<br />
　　FRBバーナンキ議長<br />
　　米金融規制改革法<br />
　　米国特有の規制になる可能性</p>

<p>　----------------------------------------------------------------<br />
　▼　米国の早期景気回復は幻だった<br />
　----------------------------------------------------------------</p>

<p>　FRBのバーナンキ議長は米国上院の公聴会で証言し、「米国経済の見通し<br />
　は非常に不確実な状況になっている」と述べ、強い懸念を表明しました。<br />
　<br />
　住宅市場の不振と雇用情勢の改善の遅れなどが主な理由ということで、<br />
　追加の金融緩和策を検討する可能性も示唆しました。</p>

<p>　正直に言って今回のバーナンキ議長の発表は、とても見ていられないもの<br />
　でした。結論は「2番底」に陥ったということです。</p>

<p>　ですが、それでは「米国の景気は明るい兆しが見えてきた」「景気は<br />
　上向いて来ている」といった、つい最近までの発言は一体何だったのか？<br />
　と思ってしまいます。なぜ見通しが悪くなったのか？全くの突然で何ら<br />
　脈絡はありません。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p><br />
　住宅市場も商業用ビル市場も思わしくない状況で、特に雇用回復の遅れが<br />
　目立っているようです。ただ私に言わせれば、雇用は現段階ではそれほど<br />
　気にする必要はないと思います。</p>

<p>　雇用というのは「遅行指数」だからです。無理に雇用を回復させようと<br />
　オバマミックスでは極めて社会主義的な政策を推し進めましたが、状況は<br />
　一層悪化しただけでした。</p>

<p>　こうした状況を受けて、米国民の63％は「国が良い方向には向かっていない」<br />
　と思っていて、国の将来性やオバマ大統領の方向性に対して疑問を感じて<br />
　いるとのことです。</p>

<p>　今、米国が最も恐れていることは日本型の長期低迷に陥ることです。米国民<br />
　の積極的な気質からして、日本ほど消費や投資を極端に控えることはないと<br />
　思います。</p>

<p>　ですので、私は日本ほどの長期低迷にはならないだろうと見ています。<br />
　リーマン・ショックからの想像以上に早い回復を思わせた米国ですが、<br />
　現実はそれほど甘くはなく、ショートカットして景気回復を図ることは<br />
　できなかった、その実態が明らかになってきたということでしょう。</p>

<p>　そして今の米国経済にとって、もう1つの懸念材料は「中国依存」の体質で<br />
　す。約9000億円の輸出を誇る大豆を始め、半導体など様々な分野で中国が<br />
　米国の経済を牽引しています。</p>

<p>　この中国の存在が、リーマン・ショック以降の米国にとって非常に大きな<br />
　役割を果たしたことは間違いありません。</p>

<p>　中国バブルがはじけ中国経済に陰りが見え始めたとき、米国は大きな影響を<br />
　受け、雇用はさらに悪化するでしょう。今米国は何かと中国の頭を叩いて<br />
　いますが、忘れてはならないのは「米国にとって一番良いお客さん」は中国<br />
　だということです。</p>

<p>　-------------------------------------------------------------------<br />
　▼　ボルガー・ルール＋消費者保護・借り手保護という考え方<br />
　-------------------------------------------------------------------</p>

<p>  FRBタルーロ理事は米国議会で21日に成立した金融規制改革法について、<br />
 「多くの国が採用することはないだろう」と語り、この法に盛り込んだ<br />
　ボルガー・ルールが米国特有の規制になることを示唆しました。</p>

<p>  ここには2つの問題点があると私は思います。まず１つには、米国のグロー<br />
  バルな投資銀行が規制を逃れるために欧州に本社を移してしまう、あるいは<br />
　欧州に別会社を作ってしまうという可能性です。</p>

<p>　国外でリスクテイキングできるとなれば、実質的にボルガー・ルールは<br />
　「ザル法」になってしまうでしょう。</p>

<p>　もう１つには、米国の金融機関が規制で身動きがとれないとなれば、<br />
　欧州勢が攻勢に出る可能性があります。</p>

<p>　米国に規制ができることで、逆に欧州に対して規制が効かなくなるという<br />
　事態に陥ります。そうなれば米国側も黙ってはいないでしょうから、お互い<br />
　に非難し合う形になると思います。</p>

<p>　また今回のルールを見ていて、特徴的だと感じたのは「個人レベル」のこと<br />
　についても、消費者保護の方向で相当に細かい事項が今後定められていき<br />
　ます。</p>

<p>　例えば、クレジットカードの発行や使用などの細かい点に言及しつつ、銀行<br />
　側に問題があるのならすぐに報告するよう奨励し、その受け皿となる省庁を<br />
　新設しています。</p>

<p>　また、住宅購入にあたり、住宅ローンの貸し手と借り手との情報格差でロー<br />
　ンの借り手が不利にならないように、貸し手への情報開示を徹底させると<br />
　ともに、契約内容の簡素化を求め、不適切な取引をした場合の貸し手への<br />
　ペナルティーも今後具体的に検討されます。</p>

<p>　日本に伝えられているボルガー・ルールにはなかった「消費者保護」の観点<br />
　は注目に値すると私は思います。</p>

<p>　タルーロ理事は「他国が採用することはないだろう」という見解を示して<br />
　いますが、採用するかどうかは別として、少なくとも「研究」する価値は<br />
　大いにあると思います。</p>

<p>　かつて1929年の世界恐慌の後、米国ではグラス・スティーガル法が定めら<br />
　れ、銀行と証券の分離が規定されました。日本でもこれに倣い、1948年に<br />
　証券取引法65条が定められました。</p>

<p>　しかし規制は段階的に緩和されてしまい、現在では無効化されています。<br />
　そして今回のような金融危機を再び招く事態になってしまいました。</p>

<p>　リーマン・ショックの反省を活かすためには、「ボルガー・ルール＋消費者<br />
　保護・借り手保護」という考え方を世界の共通認識として持ち合わせるべき<br />
　だと私は思っています。<br />
</p>]]>
</content>
</entry>
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<title>#322今週の注目ニュース</title>
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<modified>2010-07-26T12:59:18Z</modified>
<issued>2010-07-26T08:22:36Z</issued>
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<summary type="text/plain">＊ＡＳＥＡＮ／中国、インドの影響力拡大で東アジアサミットに米ロ参加を容認 ＊北朝...</summary>
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<email>sato_t@bbt757.com</email>
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<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>＊ＡＳＥＡＮ／中国、インドの影響力拡大で東アジアサミットに米ロ参加を容認<br />
＊北朝鮮情勢／北朝鮮国防委員会が米韓軍事演習を非難。米国政府はマカオの銀行取引を中止<br />
＊コソボ情勢／国連国際司法裁判所がコソボ独立宣言は合法<br />
＊ドイツ財政／メルケル首相が緊縮財政に理解求める。ねじれ国会で難題に取り組む姿勢を強調<br />
＊イギリス政府／キャメロン首相が慈善団体や社会起業家らに政策委ね、大きな社会建設を表明<br />
＊米英関係／両国首脳会談でＢＰの原油流出事故めぐり協議<br />
＊アフガン情勢／カルザイ大統領が治安権限移譲計画で各国に協力要請<br />
＊南米情勢／ベネズエラ・チャベス大統領がコロンビアと断交宣言<br />
<strong>＊米国景気／ＦＲＢバーナンキ議長が景気への懸念を表明。住宅市場の不振や雇用改善の遅れなどが要因</strong><br />
<strong>＊米国金融規制改革法／ＦＲＢタルーロ理事が米国特有の規制になる可能性を示唆</strong><br />
＊欧州ストレステスト／欧州銀行監督委員会がスペイン、ドイツ、ギリシャの７行を資本不足と認定<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>＊海外直接投資／国連貿易開発会議で中国、インド、ブラジルなど急拡大で０９年底に回復見通し<br />
＊新興株式市場／インドネシア株価指数が初の３０００突破。企業業績が堅調で国内外から資金が流入<br />
＊猛暑／全国的に連日の猛暑、熱中症による死亡多数。ロシアでは過去最悪の干ばつ<br />
＊予算編成／予算・税制は仙谷官房長官・政調会長が主導。国家戦略室は権限縮小<br />
＊公務員制度改革／「みんなの党」が民主に協議を申し入れ<br />
＊地方財政／交付税不交付団体が０９年度１５２→１０年度７５に半減<br />
＊沖縄観光業／０９年度観光収入は前年度比１２％減で５年ぶりに４千億円を下回る<br />
＜Ｒｅａｌｔｉｍｅ Ｏｎ－ｌｉｎｅ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ＞もしも私が「山形県東根市のＪＡ」だったら、世界各地で佐藤錦もどきのサクランボが続々と登場している現状にどのように対処していくか？<br />
＊経済財政白書／過去２０年にわたり慢性的需要不足に<br />
＊銀行預金超過／６月末の預金超過が前年同月末比２０兆円増の１４９兆９４００億円に<br />
＊外国債投資／７月９日までの９週間で日本人投資家の買い越し額が７兆６９８０億円に<br />
＊東証／昼休みの撤廃短縮、夜間取引導入など取引時間の延長を検討へ<br />
＊日本航空／債券放棄５２００億円、公的資金注入３５００億円で主要取引銀行との交渉が決着へ<br />
＊ＪＦＥスチール／インド「ＪＳＷスチール」へ８００～１０００億円出資<br />
＊カゴメ／オーストラリアでトマトの栽培加工に進出<br />
＊米ボーイング／「エミレーツ航空」からボーイング７７７を３０機受注<br />
＊電子書籍／「アマゾン」は販売数量で電子書籍がハードカバー本を上回る<br />
＊アップル／ｉＰａｄが好調で４－６月決算は売上高が過去最高の１兆３７００億円に<br />
＊米ＩＴ大手／新興国とクラウドで軒並み好決算。「マイクロソフト」など４社が２ケタ増益<br />
＊中国雇用情勢／中国人事社会保障省が全国２３地区で最低賃金を引き上げ<br />
＊中国市場／中国企業優遇に反発の声。外資自由化の推進意欲が減退傾向<br />
＊百度／第２四半期決算は純利益が前年同期の２倍超に<br />
＊中国原発開発／「中国核工業集団」の高速増殖炉が初臨界。先進的原発システムの構築目指す </p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>KON321「超高収益企業「サムスン」～なぜこんなに儲かるのか！？」</title>
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<modified>2010-07-27T08:06:38Z</modified>
<issued>2010-07-26T03:39:59Z</issued>
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<created>2010-07-26T03:39:59Z</created>
<summary type="text/plain">　韓国サムスン電子   連結営業利益　約3600億円   リチウムイオン電池  ...</summary>
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<email>sato_t@bbt757.com</email>
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<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>　韓国サムスン電子<br />
  連結営業利益　約3600億円<br />
  リチウムイオン電池<br />
  次世代基幹産業に位置づけ　韓国政府</p>

<p>-------------------------------------------------------------<br />
　▼　サムスン電子の業績は、かつてのソニー・パナソニックを凌ぐ<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>  韓国のサムスン電子は7日、2010年4～6月期の連結営業利益が前年<br />
　同期比87.3％増の5兆ウォン（約3600億円）となったもようだと発表<br />
　しました。</p>

<p>　高値圏で推移する半導体メモリーが業績をけん引し、液晶パネル、<br />
　薄型テレビ、携帯電話の主力部門がバランス良く利益をあげたとみられ、<br />
　日本の電機大手と比べ、抜きんでた利益水準を維持しています。</p>

<p>　サムスン電子は2008年のリーマンショックの後、一時業績は悪化し、<br />
　2008年初頭に約10％だった営業利益がマイナスに転じました。</p>]]>
<![CDATA[<p>　しかし2009年以降、見事な回復を見せ、今では営業利益率は約14％に<br />
　達しています。</p>

<p>　※「サムスン電子の営業利益率の推移」チャートを見る　<br />
⇒　<img src="http://www.lt-empower.com/mag2/konews/imgs/100723-01.gif" alt="" width="400" height="300" vaspace="3" align=""></p>

<p>驚異的な回復具合も素晴らしいと思いますが、今回発表された「数字」<br />
　はそれ以上に驚異的なものだと私は思います。</p>

<p>　サムスン電子と日系主要電機6社の業績（2009年度）を比較すると、<br />
　どれほどサムスン電子の数字が群を抜いているか理解できるでしょう。</p>

<p>・売上高<br />
　日系6社合計：38兆円<br />
　サムスン電子：9兆円<br />
・営業利益<br />
　日系6社合計：6800億円<br />
　サムスン電子：7800億円<br />
・純利益<br />
　日系6社合計：マイナス2380億円<br />
　サムスン電子：7100億円</p>

<p>　売上高では上回っているものの、営業利益ベースでは6社合計でさえ<br />
　負けています。</p>

<p>　純利益になると相手にならないほど差が開いています。まさに、日本勢<br />
　は枕を並べて討ち死にしてしまったと言っても過言ではないでしょう。</p>

<p>　　※「サムスン電子と日本の主要電機メーカーの利益率」<br />
⇒　<img src="http://www.lt-empower.com/mag2/konews/imgs/100723-02.gif" alt="" width="400" height="300" vaspace="3" align=""></p>

<p>　かつてソニーやパナソニックの業績が好調な時でさえ、年間で数千億円<br />
　の利益というレベルでしたから、このサムスン電子の業績は圧倒的です。</p>

<p>　このまま行くと、今年は1兆2、3000億円の利益が出るのではないかと<br />
　私は見ています。</p>

<p>　利益での日本勢のトップは三菱電機で、それでも純損益ベースでかろう<br />
　じて利益を出しているレベルです。パナソニック、日立、シャープ、<br />
　東芝、ソニーなどは純損益ではマイナスで、完全にひっくり返っています。</p>

<p>　このサムスン電子の業績と自分たちを比較して、ソニーなどは本当に<br />
　コストダウンを叫んでいる場合なのかどうか、今一度考えてもらいたい<br />
　と思います。</p>

<p>　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　発明だけして、市場が育つ頃には消えている日本<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>　韓国政府は13日、自動車向けバッテリーとして需要急増が見込める<br />
　リチウムイオン電池を次世代の基幹産業に育てる2020年までの長期<br />
　計画をまとめました。</p>

<p>　研究開発や人材養成などを通じ業界を支援し、官民一体で受注拡大に<br />
　取り組むことが盛り込まれています。</p>

<p>　そんな中、14日、韓国のLG化学は、米フォード・モーターに電気自動車<br />
　（EV）の基幹部品であるリチウムイオン電池を供給すると発表しました。</p>

<p>　米ゼネラル・モーターズ（GM）にも今年11月から納入する予定で、<br />
　ビッグスリーのうち2社を大型顧客として確保した形です。</p>

<p>　リチウムイオン電池は最初に日本が開発した技術です。今でも部品の<br />
　多くは日本製のものが使われています。</p>

<p>　ところが、日本が国家全体として動くようなダイナミックな動きを見せ<br />
　ないために、今その市場に韓国や中国は「国家」をあげて参入してきて<br />
　います。</p>

<p>　発明家の日本はいったい何をやっているのかと感じます。自動車各社は<br />
　環境車向けの基幹部品のほとんどを日本の電機・機械各社から供給を<br />
　受けていましたが、今そこにも韓国のLG化学などが割り込んできて<br />
　います。</p>

<p>　リチウムイオン電池の世界シェアの推移を見ると、2000年には約3000億円<br />
　の市場の93％が日本企業で占められていました。</p>

<p>　この時点では、将来有望で明るい未来、といった感じでした。<br />
　しかし2008年になると、日本企業のシェアは50％を割ってしまいました。</p>

<p>　電極などの部品を作っているのは未だに日本企業で、全体から見ると<br />
　韓国の企業も日本からモノを買っている図式ですが、サムスン電子やLG<br />
　科学などの台頭に確実にシェアを奪われています。おそらく、このまま<br />
　放っておけば日本勢は消えてしまうでしょう。</p>

<p>　このような事態はリチウムイオン電池に限った話ではありません。日本<br />
　は、LEDでも太陽電池でも全く同じ過ちを犯しています。</p>

<p>　世界のために先駆けて開発してあげて、そして巨大なマーケットに育つ<br />
　頃には日本は消えてしまうのです。このワンパターンを繰り返しています。</p>

<p>　日系電機6社の合計よりも、サムスン電子1社が圧倒的な利益をあげている<br />
　という事実。そしてこの差は、今後のリチウムイオン電池や電気自動車の<br />
　伸びを考えると、縮まるどころか広がる可能性が高いでしょう。</p>

<p>　さらに加えて言うならば、「人材格差」の問題もあります。私がかねて<br />
　から提唱している知的武装のための3種の神器「IT、金融、英語」を日本人<br />
　はどのくらい身につけているでしょうか。</p>

<p>　人材格差を考えても、いっそう差が広がる可能性があると私は危惧して<br />
　います。<br />
</p>]]>
</content>
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<title>#321今週の注目ニュース</title>
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<modified>2010-07-26T03:39:12Z</modified>
<issued>2010-07-26T03:33:57Z</issued>
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<created>2010-07-26T03:33:57Z</created>
<summary type="text/plain">＊参院選挙／民主が敗北、与党は過半数割れ。自民党は改選議席上回る。みんなの党は１...</summary>
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<email>sato_t@bbt757.com</email>
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<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>＊参院選挙／民主が敗北、与党は過半数割れ。自民党は改選議席上回る。みんなの党は１０議席獲得し躍進<br />
＊政治資金問題／小沢氏不起訴で東京第１検察審査会が検察当局に徹底捜査を要請<br />
＊日本郵政／正社員登用試験に３万４０９８人が応募。与党敗北で郵政改革法案成立が不透明<br />
＊国内財政／ＩＭＦ年次審査報告では日本に２０１１年度から消費税引き上げを提言<br />
＊社会インフラ／前原国交相が国土交通白書を提出。道路や港湾などの老朽化で今後５０年間で更新費が約１９０兆円試算<br />
＊フランス情勢／フランス革命記念日にシャンゼリゼ通りで軍事パレード<br />
＊米国中間選挙／オバマ政権に逆風。民主党支持：３４％、共和党支持：４６％<br />
＊米国金融規制法案／上院が金融規制改革法案を賛成多数で可決<br />
＊欧州ストレステスト／結果公表めぐりＥＵで議論。銀行に資本増強迫り公的資金注入も<br />
＊資本規制／バーゼル銀行監督委員会が新資本規制の協議案を発表<br />
＊ＢＰ／ヘイワードＣＥＯがアブダビ投資庁と会談し買収防衛への協力を要請。「エクソンモービル」が買収を検討<br />
＊米国スマートフォン市場／「グーグルＯＳ」のシェアが拡大<br />
＊豪ＣＳＲ／創業事業の砂糖部門をシンガポール「ウィルマー」へ約１３００億円で売却<br />
＜Ｒｅａｌｔｉｍｅ Ｏｎ－ｌｉｎｅ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ＞もしも私が｢みんなの党の渡辺善美党首｣だったら、参院選勝利の勢いをどのように使って政党再編を仕掛けていくか？<br />
＊中国ブランド買収／「上海富客欺実業」（フォックスタウン）が「プラダ」と買収交渉<br />
＊レナウン／中国「山東如意」と合弁会社設立。１０年後に売上高１０００億円目指す<br />
<strong>＊韓国サムスン電子／２０１０年４－６月期連結営業利益が前年同期比８７．３％増の約３６００億円に</strong><br />
<strong>＊リチウムイオン電池／韓国政府が次世代基幹産業に位置付け。「ＬＧ化学」がフォードとＧＭに電池供給へ</strong><br />
＊地下鉄一元化／前原国交相が「東京メトロ」「都営地下鉄」の一元化協議を受け入れ<br />
＊ＩＴインフラ整備／原口総務相が２０１０年度版の情報通信白書を提出。「ＮＴＴドコモ」の山田社長が来年から全機種でＳＩＭロック解除へ<br />
＊電子書籍／「大日本印刷」が書籍配信サイトを開設。「ソニー」は電子書籍端末を値下げへ<br />
＊デジタル教科書／文科省が２０１１年度から公立校の一部で試験導入へ<br />
＊工作機械受注／２０１０年１－６月の受注額が前年同期比３倍の４４０９億円に<br />
＊日本振興銀行／金融庁の検査妨害で警視庁が木村剛前会長らを逮捕<br />
＊みずほＦＧ／普通株公募増資は１株当たり１３０円で調達額は最大で７５１６億円に<br />
＊トヨタ自動車／米国高速道路交通安全局の事故車両解析で急加速は運転ミスの可能性<br />
＊ファーストリテイリング／「グラミン銀行」と合弁会社設立へ。貧困層向け価格で衣料品を企画販売<br />
＊オフィス誘致／浜松市のオフィス誘致制度導入１年で申請は０件<br />
＊全日空／成田～中国・瀋陽便を北朝鮮を避けウラジオストクを通過する北回りルートに変更<br />
</p>]]>

</content>
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<title>KON320「日本倒産のカウントダウン！？～口先だけで無責任な菅首相の財政再建論」</title>
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<modified>2010-07-26T03:33:06Z</modified>
<issued>2010-07-26T03:30:55Z</issued>
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<created>2010-07-26T03:30:55Z</created>
<summary type="text/plain">　欧州経済 　財政再建による景気失速を否定 　ECBトリシェ総裁 -------...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>　欧州経済<br />
　財政再建による景気失速を否定<br />
　ECBトリシェ総裁</p>

<p>-------------------------------------------------------------<br />
　▼　日経ビジネスでようやく取り上げられた日本経済の実態<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　欧州中央銀行（ECB）のトリシェ総裁は9日、「歳出削減が成長を阻害<br />
　するとの考えにはまったく賛同できない」と述べました。</p>

<p>　ユーロ圏16カ国が財政再建を進めれば、景気が失速しかねないとの<br />
　批判がユーロ圏外にあることを踏まえ、財政赤字を圧縮することの<br />
　正当性を強調したとのことです。</p>

<p>　財政再建が持続的成長につながる、というトリシェ総裁の主張は、私に<br />
　言わせれば「教科書通り」のことで驚くことではありません。日本経済<br />
　の実態や日本国債のあるべき姿について私がこれまでに様々なメディア<br />
　で述べてきた見解も同じです。</p>

<p>　これまで日本の新聞や雑誌などで私が主張するような内容をまともに<br />
　取り上げるものはありませんでしたが、ようやく現れました。7月12日号<br />
　の日経ビジネスのカバーストーリーには「日本倒産」という大きな見出し<br />
　がついています。</p>

<p>　「日本倒産の危機」「消費税率は30%」などがテーマとして取り上げら<br />
　れています。また財政危機で炎上している国を見てみると、累積債務が<br />
　高く財政赤字が大きいという特徴があり、日本は危険なゾーンに入って<br />
　いると指摘しています。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　財政危機は「積み木倒し」のように世界に広がっていくという主張も、<br />
　私のものと同一です。</p>

<p>　ドバイショックに端を発する欧州のソブリンリスク問題は、ギリシャ<br />
　からスペインへと波及し、最後には日本にまで影響が及ぶ、ということ<br />
　を私は何度も述べてきました。これはかつてのアジア危機が、タイ、<br />
　インドネシア、マレーシア、さらには韓国からロシアにまで波及して<br />
　いったのと非常によく似ています。</p>

<p>　今回の日経ビジネスを読むと、私が主張してきた内容が一連のストーリー<br />
　としてまとめられていたという印象です。ようやく日経ビジネスのよう<br />
　な雑誌が、まともな内容を掲載してくれたと感じます。</p>

<p>　ただし、いまだに全国紙やNHKニュースなどを見ても、こうした世界<br />
　経済の流れや日本経済の実態について「まとも」な内容を主張している<br />
　ものは少ないと言えます。中には「国債のメルトダウンは嘘だ」と未だ<br />
　に主張する雑誌もあり、何が事実なのか国民は慎重に見極めなければ<br />
　いけません。</p>

<p>　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　野党の頃の方が正論を述べていた民主党<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　また日経ビジネスでは「日本国債のバブルがいつはじけてしまうのか？」<br />
　という点も、取り上げられていました。</p>

<p>　基本的に日本国債は外国人が保有している割合は少ないのですが、<br />
　それでも今年の3月末で31兆円程度はあります。</p>

<p>　もし日本国債がデフォルトするという見通しがたてば、外国人に空売り<br />
　されるだけでも日本国債のバブルははじけてしまいます。</p>

<p>　まだ日本国債の買い手がいると安心している人もいるようですが、最近<br />
　は買い手が躊躇し始めているようですから注意すべきでしょう。</p>

<p>　財政再建こそ重要だという主張に対して、菅首相は先日のG20で「財政<br />
　再建も景気刺激も両方やります」と述べていました。</p>

<p>　私は理解に苦しみます。このような菅首相の態度に対して日経ビジネス<br />
　でも疑問を投げかけていました。</p>

<p>　「三兎を追う者は」というタイトルで、菅首相が主張するような「強い<br />
　経済」「強い財政」「強い社会保障」は実現可能なのか？という点に言及<br />
　しています。</p>

<p>　率直に言えば、このようなことが実現できるわけがありません。これら<br />
　3つを同時に実現するなど、世界を見渡しても例はありません。<br />
　なぜ菅首相が平然と主張できるのか、私には全くわかりません。</p>

<p>　こういう議論をするなら、例えば北欧の国のように「租税負担率を50％<br />
　に上げる」代わりに「強い社会保障」を提供するのか？という点を考え<br />
　るべきです。</p>

<p>　租税負担率50％というのは非常に高い割合ですが、その代わり預貯金を<br />
　していなくても全部国が面倒をみるという体制を作りあげるのです。<br />
　そこまで実行するのか否か？を議論するべきです。</p>

<p>　こうした議論を全くしないままに「強い経済」「強い財政」「強い社会<br />
　保障」などと発言している菅首相を見ていると、今の民主党の無責任さ<br />
　を感じます。</p>

<p>　かつて民主党が野党だった頃、年金問題について長妻厚生労働大臣は<br />
 「失われた年金データベース」の追求をしていました。しかし自分が<br />
  与党になった途端、この追求をやめてしまいました。</p>

<p>  この理由は非常に簡単で、そもそも年金データベースのデータには不足<br />
  があって、追求することなど不可能だからです。社会保険庁の役人が<br />
  ポケットに入れてしまったもの、ミスのためにそもそも入力されていない<br />
  もの、こうしたデータが沢山あるはずです。</p>

<p>  菅首相や長妻厚生労働大臣を見ていると、民主党は野党の頃の方が正論<br />
  を言っていたと感じます。非常に残念でなりません。<br />
 <br />
</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>#320 今週の注目ニュース</title>
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<modified>2010-07-26T03:30:07Z</modified>
<issued>2010-07-26T03:24:44Z</issued>
<id>tag:www.ohmae.biz,2010:/koblog//6.1536</id>
<created>2010-07-26T03:24:44Z</created>
<summary type="text/plain">＊パレスチナ情勢／米国・イスラエル首脳会談は直接和平交渉の早期再開方針で一致 ＊...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>＊パレスチナ情勢／米国・イスラエル首脳会談は直接和平交渉の早期再開方針で一致<br />
＊アフガニスタン情勢／中東軍次期司令官にマティス統合軍司令官が就任<br />
＊米ロスパイ事件／米ロ両政府がスパイ交換で合意。両国の関係悪化回避を最優先に<br />
＊米国不法移民取締役法／司法省が施行差し止め求めアリゾナ州を提訴<br />
＊仏サルコジ大統領／政治献金疑惑が浮上。０７年の大統領選期間中に法定上限超える現金受けとりか？<br />
＊イタリア盗聴規制法／盗聴規制法に抗議しメディアが一斉スト。ベルルスコーニ首相を支持する数紙だけが販売<br />
＊ポーランド大統領選／決選投票でコモロフスキ氏が５３％獲得し勝利<br />
＊ロシア経済圏／メドベージェフ大統領が極東開発を拡大方針。統一経済圏へカザフスタン、ベラルーシと３大統領が会談<br />
＊グーグル／香港版への自動転送停止で中国政府がネット業務免許を更新<br />
＊ドバイ新空港／マクトゥーム国際空港が部分開業、年１億６千万人が利用する世界最大級の空港に<br />
＊中台経済協定／台湾立法院でＥＣＦＡめぐり大乱闘。民進党は審議修正求める<br />
＊中国ＩＰＯ／上海、深セン市場の２０１０年資金調達額が前年比２．７倍の約６兆５千億円に<br />
＊中国自動車市場／上半期の新車販売台数が前年同期比４７．７％増の９０２万台に<br />
＊世界貿易統計／ドイツの輸出が急伸、「ダイムラー」は中国販売が前年同月比１７７％増。中国の６月輸出額は前年同期比４３．９％増の約１２兆２千億円<br />
<strong>＊欧州経済／ＥＣＢトリシェ総裁が財政再建による景気失速を否定</strong><br />
＊米国小売業／６月の既存店売上高が前年同期比３．０％増で７ヶ月連続のプラス<br />
＊日米安保／ゲーツ国防長官がグアム移転で合意枠外の負担を要請<br />
＊年金課税問題／二重課税は違法との最高裁判決で年金払い保険で所得税分を返還へ<br />
＊遺産相続問題／婚外子は半分を見直しへ、１５年前の判例が見直される可能性<br />
＜Ｒｅａｌｔｉｍｅ Ｏｎ－ｌｉｎｅ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ＞もしも私が｢イオンの岡田元也社長｣だったら、お葬式ビジネスに参入した以上、この事業をどのように成長させて行くか？<br />
＊個人向け国債／固定金利３年物国際の販売額が５９２億円見通し<br />
＊私設取引システム／「チャイエックス」が７月下旬に日本で私設市場を開設へ<br />
＊中国人観光客／７月１日からの要件緩和で個人観光ビザの発給ベースが倍増<br />
＊九州テーマパーク／千円高速の恩恵で１１施設中６施設が前年度実績を上回る<br />
＊自動車税／「日本自動車工業会」が取得税と重量税の二重課税廃止を訴え<br />
＊トヨタ自動車／米国で「レクサス」１３万８８７４台にエンジン不具合でリコール<br />
＊ＧＭ／新車販売台数が６ヶ月連続で前年超、再起から１年で拡大から利益追求へ<br />
＊空飛ぶ車／米「テラフュージア」が約１７００万円で開発、来年末販売へ </p>]]>

</content>
</entry>
<entry>
<title>KON319「納税ばかりではない～日本人が知らない「国民データベース」のメリット」</title>
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<modified>2010-07-26T03:23:53Z</modified>
<issued>2010-07-26T03:17:08Z</issued>
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<created>2010-07-26T03:17:08Z</created>
<summary type="text/plain">　共通番号制度 　中間報告で3案を公表　閣僚検討会 　税制改革 　消費税、法人税...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>　共通番号制度<br />
　中間報告で3案を公表　閣僚検討会<br />
　税制改革<br />
　消費税、法人税めぐり議論</p>

<p>　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　住基ネット活用ではなく、ゼロベースで構築するべき<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
  税金と社会保障の個人情報を一つにまとめる共通番号制度について、<br />
　菅内閣の閣僚検討会は29日、中間報告を正式に公表しました。<br />
 <br />
　それによると、住民基本台帳ネットワーク（住基ネット）を活用して<br />
　新しい番号を割り振る案が最も有力ですが、報告に対する意見を募った<br />
　上で年内にも制度の詳細を決める方針とのことです。<br />
 <br />
　率直に言って私はこの案に反対です。まずシステム面で言えば、住基<br />
　ネットというシステムが、融通が利かないコスト高のシステムであり、<br />
　これを活用すべきとは思いません。<br />
 <br />
　また使用する番号や利用範囲などについて言えば、「税務」「社会保障」<br />
　だけに留めるのではなく、もっと広範囲で考えるべきだと思います。<br />
 <br />
　各国の番号制度について見てみると、税務、社会保障に加えて、住民<br />
　登録、選挙、教育、兵役など、幅広く「社会歴」全体に利用範囲を拡大<br />
　することも可能だと分かります。<br />
 <br />
　</p>]]>
<![CDATA[<p>　さらに私としては、既往症やアレルギー情報等の医療情報も加えていけば、<br />
　利便性は高くなると感じています。<br />
 <br />
※「各国の番号制度」のチャートを見る<br />
　⇒　<img src="http://www.lt-empower.com/mag2/konews/imgs/100709-01.gif" alt="" width="400" height="300" vaspace="3" align=""></p>

<p>　スウェーデンと韓国はほぼすべての項目を含めたオールインワンの制度<br />
　になっています。イタリアは社会保障と教育が含まれていませんが、<br />
　それでも広範囲に適用されていると言えるでしょう。<br />
 <br />
　日本で提案されている「税務」と「社会保障」への適用と聞くと、<br />
　どうしても米国を思い起こしてしまいます。<br />
 <br />
　米国の場合には、日本の提案には含まれていない選挙に利用される<br />
　ソーシャルセキュリティナンバーというものがありますが、その違い<br />
　くらいのもので、おそらく日本は米国の猿真似をしただけではないか<br />
　と私は思います。<br />
 <br />
　米国の真似などせず、ゼロベースで考えるべきだと私は強く思います。<br />
　具体的には、まず医療まで含めて利用できる「公共サービスは全てこれ<br />
　1枚で」事足りる制度にする、という大前提を決めることが大切です。<br />
 <br />
　私がかつて提案したのはまさにこの発想に基づいた「国民データベース」<br />
　の構築です。<br />
 <br />
　住基ネットのような重たいシステムではなく、携帯でも利用できるくら<br />
　い軽く、かつ選挙時には海外から投票ができるようなシステムを構築し<br />
　ます。<br />
 <br />
　そして番号（ID）については、不規則な英数字の羅列ではなく、「声」<br />
　や「指紋」などのバイオメトリクスの技術を活用します。<br />
 <br />
　住基ネットは捨てて新たにシステムを構築すべきです。残念ながら今回<br />
　の3案のいずれにもこうした案は含まれていません。<br />
 <br />
　このまま住基ネットを活用して税金と社会保障だけを対象にしてしまうと、<br />
　他の役所は自分自身で別のシステムを構築し、いずれ混乱は避けられない<br />
　と思います。<br />
 <br />
　ゼロベースで作り直すほうが、効果・利便性も高いですし、実はコスト<br />
　も安くなるのだと気づいて欲しいところです。<br />
 <br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　今の民主党の政策は、選挙対策のためのその場しのぎに過ぎない<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　菅総理は先月30日、10％に引き上げるとしている消税率について、<br />
　「年収300万、350万円以下の人には税金分だけ全額還付するやり方も<br />
　ある」と述べ、必要な食料品などの税率を低いままに押し留めるなど<br />
　の措置を検討する可能性を示唆しました。<br />
 <br />
　この議論を聞いて、「菅首相は大丈夫か？」と心配になりました。<br />
　「年収200万とか300万円」と言ったかと思うと、別の場所では<br />
　「300万円とか350万円以下」が税還付の対象になると語ったそうです。<br />
 <br />
　この発言の意図は、「（演説している）目の前にいる人たちに安心感を<br />
　与える」というものでしょう。政策提案ではなく、選挙対策の演説の<br />
　ために「口からでまかせ」を言っているに過ぎません。<br />
 <br />
　私からすれば、もっと真面目に取り組めと一喝したくなるほどお粗末な<br />
　発言です。<br />
 <br />
　菅首相の言うような消費税に対して還付する方式は、現実的に機能しな<br />
　いでしょう。私なら「年収250万円」の人とすぐに友人になって、私の<br />
　買い物はすべて「年収250万円の友人に買ってもらう」ということをす<br />
　るでしょう。<br />
 <br />
　こんなことが横行すると、年収は250万円だけど買い物は1000万円以上、<br />
　などという事態も起こり得ます。<br />
 <br />
　そしてこれを管理するのはほぼ不可能です。コンピュータで対応するわ<br />
　けにもいかないでしょうし、いちいち自分の年収証明書なるものを持ち<br />
　歩くというのも現実的ではありません。<br />
 <br />
　こんな事態になってしまうなら、民主党お得意の「ばら撒き」施策で、<br />
　「年収300万円以下の人には一律100万円を差し上げます」という方が<br />
　よほど分かりやすいでしょう。100万円受け取る代わりに、1000万分の<br />
　買い物をしてくださいと言えばいいだけです。<br />
 <br />
　菅首相が全く出口の見えない無意味な議論を展開しているかと思えば、<br />
　枝野幹事長も不必要な発言をして混乱を招いています。<br />
 <br />
　枝野幹事長は、法人税率の引き下げに関し、租税特別措置の見直しを<br />
　同時並行で進める考えを表明し、法人税収については「むしろ増える」<br />
　と語り、大企業重視・企業優遇との見方を否定したとのことです。<br />
 <br />
　これなども「口からでまかせ」だと私は思います。体系的な考えを持って<br />
　いる税制提案ではないために、誰かから突っ込まれると、その場しのぎ<br />
　で言い訳めいた発言をしているだけだと感じます。全く深く考えた結果<br />
　ではないでしょう。<br />
 <br />
　野党の頃、民主党はもっと根性のある政策を打ち出していたのに、今は<br />
　全く落ちぶれてしまいました。菅直人首相にしても枝野幹事長にしても、<br />
　もう少しまともな政策を考えなおしてもらいたいと思います。<br />
 <br />
</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>#319 今週の注目ニュース</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1534.php" />
<modified>2010-07-26T03:10:52Z</modified>
<issued>2010-07-26T03:06:11Z</issued>
<id>tag:www.ohmae.biz,2010:/koblog//6.1534</id>
<created>2010-07-26T03:06:11Z</created>
<summary type="text/plain">＊ＢＢＴ大学／ｉＰｈｏｎｅやｉＰａｄに対応するＡｉｒＣａｍｐｕｓアプリケーション...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>＊ＢＢＴ大学／ｉＰｈｏｎｅやｉＰａｄに対応するＡｉｒＣａｍｐｕｓアプリケーションの無料ダウンロードを開始<br />
＊Ｇ８／中国外務省が途上国代表の立場を強調。菅首相の提案にも否定的<br />
＊Ｇ２０／首脳宣言採択し閉幕。先進国は２０１３年までに財政赤字半減へ<br />
＊公債残高／主要国の公債残高が２０１１年末でＧＤＰ比１００％超見通し<br />
＊スペイン銀行再編／ＥＣＢの資金調達が終了。貯蓄銀行数を４５行から１２行へ集約<br />
＊ＥＵ健全性審査／経済財政委員会がストレステスト対象を１００行に拡大。最大で２０行が資本不足見通し<br />
＊ドイツ新大統領／キリスト教民主同盟のクリスティアン・ウルフ氏が新大統領に就任<br />
＊豪州資源税／資源新税は鉄鉱石と石炭事業に絞り、税率４０％→３０％で修正合意<br />
＊キルギス情勢／国民投票で憲法改正案が賛成９０．５９％で承認。オトゥンバエワ大統領は信任<br />
＊フィリピン新大統領／ベニグノ・アキノ氏が新大統領に就任。汚職撲滅や財政赤字圧縮など取り組む方針<br />
<strong>＊共通番号制度／閣僚検討会の中間報告で基礎年金番号、住基ネット上での住民票コード、新たな番号の３案を公表</strong><br />
<strong>＊税制改革／消費税、法人税めぐり議論。菅首相が消費税ＵＰで一定年収以下の還付を表明<br />
</strong><br />
＊民主党／枝野幹事長が“みんなの党との連携期待”発言に批判。小沢氏は公約修正めぐり、正しいことを主張<br />
＊保険運用規制／金融庁が生保と損保の資産運用制限を緩和<br />
＊公的年金運用／０９年度の公的年金運用利回りは７．９１％、運用益は９兆１８５０億円で過去最大<br />
＊就業意識調査／“起業したい”割合で中国が７１％で首位。日本は３９％<br />
＊中国人観光客／中国人向けビザ発給を年収８０万円以上に緩和へ<br />
＊高機能携帯ガイド／観光庁が外国人向けにスマートフォンで情報提供へ<br />
＊医療サービス／医療滞在ビザ創設や海外拠点整備など医療サービス活性化へ報告書を公表<br />
＊レジャー施設買収／韓国投資会社が青森の複合リゾート「ナクア白神ホテル＆リゾート」を買収<br />
＜Ｒｅａｌｔｉｍｅ Ｏｎ－ｌｉｎｅ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ＞もしも私が｢新希望集団の劉永好董事長｣だったら、これから先のグローバル企業への仲間入りをどのようにして図るか？<br />
＊日本航空／債務超過が１千億円超で取引銀行団に債券放棄増額を要請<br />
＊楽天／三木谷社長が２０１２年度までに英語を社内公用語へ<br />
＊グーグル／航空便の検索・比較サイト「ＩＴＡソフトウェア」を約６１０億円で買収<br />
＊ハイブリッド自動車／「東芝」が「フォード」にハイブリッド車モーターを供給。「日立製作所」は「ＧＭ」に車載電池を納入へ<br />
＊マツダ／山内社長が「長安汽車」との新たな枠組みを中国政府に申請<br />
＊テスラ・モーターズ／１９５６年のフォード以来の米国自動車ＩＰＯ、ナスダックに上場<br />
＊ＧＭ／今年上半期の中国での新車販売台数が前年同期比４８．５％増の約１２１万台<br />
＊ロシア自動車大手／プーチン首相がフランス政府に「ルノー」株式交換を提案<br />
＊中国雇用情勢／「鴻海精密工業」が労働争議多発で工場を内陸部に移転<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>＊ＧＥ／イメルトＣＥＯが多国籍企業への敵対姿勢を強めていると中国政府を批判<br />
＊米国雇用情勢／６月の就業者数は前月比で１２万５千人減少<br />
＊中国経済／０９年成長率は９．１％で２０１０年に日本を抜く可能性<br />
＊中台経済協定／中台ＥＣＦAに調印。２０１１年１月から段階的に関税下げ<br />
＊コロンビア投資／日本との投資協定交渉が近く終了見通し<br />
＊ブラジル高速鉄道／リオデジャネイロ～サンパウロ近郊鉄道建設事業者を１１月に決定へ<br />
＊トルコ経済／国内消費が回復し１－３月期ＧＤＰは前年同期比１１．７％増<br />
＊ＥＵ共通特許／欧州委員会がＥＵ共通特許を創設 </p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>KON318「ギリシア、借金のカタに国土売却！？～危機においてリーダーは大衆迎合するな」</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1533.php" />
<modified>2010-07-26T03:15:32Z</modified>
<issued>2010-07-26T02:59:07Z</issued>
<id>tag:www.ohmae.biz,2010:/koblog//6.1533</id>
<created>2010-07-26T02:59:07Z</created>
<summary type="text/plain">　ギリシャ財政   財政再建へ島を売却　国内に約6000島   英財政健全化策 ...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>　ギリシャ財政<br />
  財政再建へ島を売却　国内に約6000島<br />
  英財政健全化策<br />
  イギリス政府</p>

<p>-------------------------------------------------------------<br />
　▼　財政危機は、ギリシャの島々の売却まで追い込む<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>  25日付の英紙が報じたところによると、財政危機による信用不安に直面<br />
  するギリシャは財政健全化のため、国内に約6000ある島の一部の売却<br />
  を始めました。</p>

<p>  ミコノスやロードスといった人気観光地の島の一部も対象で、長期の<br />
  リース譲渡にも応じるということです。</p>

<p>  先日私は似たような趣旨のことを雑誌に書いたばかりで、それが現実の<br />
　ものとなってしまい少々驚きました。</p>

<p>　ギリシャ支援のための負担を強いられたドイツでは与党政治家から<br />
 「ギリシャは島を売って借金を返せ」との声が上がっていました。</p>

<p>　発言そのものは感情的なもので、それほど実現性を考えたものでは<br />
　なかったと私は感じましたが、ギリシャ政府としては実際にそれくらい<br />
　の「誠意」を見せなければ外国からの支援を受けられないと理解したの<br />
　でしょう。</p>

<p>　例えば、イオニア海のナフシカ島1200エーカー（約4.9平方キロ）は<br />
　全体が約1500万ユーロ（約16億5000万円）で売りに出ているとのこと<br />
　です。</p>

<p>　私もこの島に訪れたことがありますが、非常に美しい島です。こういった<br />
　島には歴史的に価値があるものもありますが、個人が所有しているという<br />
　島もあります。</p>

<p>　ロシアや中国のお金持ちならば、エーゲ海の美しい島を購入するという<br />
　選択肢は大いに「アリ」だと私は思います。</p>

<p>　島全体の売却だけではなく、ミコノスやロードスといった人気観光地の<br />
　島は部分的に対象となるようです。ただし3兆円規模の借金を返済する<br />
　ためには、かなりの数の島を売却する必要がでてきます。</p>

<p>　ここには財政再建に向けてのギリシャ政府の「決断」の強さを感じます。<br />
　ギリシャの最高の売り物は世界中の憧れの対象となっている美しい島々<br />
　です。</p>]]>
<![CDATA[<p>この取引が成功したとして、私としてはむやみな乱開発をしないで欲し<br />
　いと思います。美しい島を壊さないために政府が一定の枠組みをつけて<br />
　売却するべきでしょう。</p>

<p>　このギリシャの動きを見て困っているのは、ドバイだと思います。ドバイ<br />
　は以前から島の売買取引を行っていましたが、ギリシャの島々とは「格」<br />
　が違います。歴史的にも全く歯が立ちません。</p>

<p>　そこまで価値のあるものを「売る」という選択肢を取らざるを得ないの<br />
　がギリシャの現状です。財政危機は最後にはここまで行くのだと、日本<br />
　はギリシャを見て感じ取って欲しいと思います。</p>

<p>　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　英キャメロン首相に見る、真のリーダーとしての姿勢<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>　英政府は22日、財政再建のため、日本の消費税にあたる付加価値税の<br />
　税率を、現在の17.5%から20%へ引き上げることなどを盛り込んだ、<br />
　緊急予算案を発表しました。</p>

<p>　キャメロン首相の行動の早さと決断力、そしてリーダーシップは素晴ら<br />
　しいと私は感じました。</p>

<p>　この財政危機に際して英国はもはや「景気刺激」などとのんきなことを<br />
　言っている場合ではなく、「財政再建」しかないと判断したのでしょう。<br />
　財政再建の骨子を見ても、強い姿勢が感じられます。</p>

<p>　英政府の財政再建の骨子と日本の方針を比較すると、両者の違いが明白<br />
　です。</p>

<p>■「財政再建の目標」について<br />
　【英国】2015年までに財政赤字の対GDP比率を10.1％から1.1％に減少</p>

<p>　【日本】15年度までに国と地方を合わせたプライマリーバランスをGDP比<br />
　　　　　で「10年度の水準からの半減」を目指す</p>

<p>　　　　　国地方の債務残高については「21年度」以降、安定的に低下させる</p>

<p>■「歳出削減の目標」について<br />
　【英国】4兆円の歳出削減<br />
　【日本】10年度の当初予算を11年度から3年間の上限予算とする<br />
　　　　　11年度の新規国債の発行額を10年度以下に押さえる</p>

<p>■「税制の変更」について<br />
　【英国】付加価値税を引き上げ、銀行税を導入、法人税率を引き下げ<br />
　【日本】未だ決定事項なし</p>

<p>　キャメロン首相は、こうした強い方針を次々と決定しました。7月5日号<br />
　のTIME誌にも掲載されていましたが、首相オフィスの前で自らのカバン<br />
　を前に出して、「これが予算（バジェット）だ」と示した姿は非常に印象<br />
　的であり、断固たる決意を感じました。</p>

<p>　リーダーというのはこうであるべきです。世論を見ながら「消費税を<br />
　10％と言ったけれど、7％くらいで」という日和見な姿勢ではお話にな<br />
　りません。</p>

<p>　議論をするばかりで「これはまだ決定ではないから」などと述べるのも<br />
　リーダーとしては失格でしょう。</p>

<p>　いい加減なことを言わず、すぐにポジションをとるのがリーダーとして<br />
　あるべき姿勢です。</p>

<p>　世論を聞いて妥協せず、一発で決めるのがリーダーです。おそらく今回<br />
　の英国政府は財政赤字の対GDP比率を10.1％から1.1％に減少という<br />
　目標を達成すると思います。</p>

<p>　2014年までの自らの任期中に達成しなければ、次はないと考えていると<br />
　思います。</p>

<p>　日本は政治家もマスコミも、そして国民自身もだらしないと言わざるを<br />
　得ないでしょう。いい加減な態度を示す政府も問題アリですが、リーダー<br />
　シップの欠片もない彼らを許容している国民にも問題アリです。</p>

<p>　リーダーの資質の１つは削るべきものは削りつつ、全体のバランスを<br />
　しっかりとることです。英国では、公務員の賃上げを2年凍結、子供<br />
　手当を3年間停止、福祉給付の抑制、などの大幅な削減が決定しています。<br />
　厳しい決定ではありますが、全体のバランスは考慮されていると思います。</p>

<p>　G20に出席した日本の菅直人首相は、未だに「景気刺激も大切」などと<br />
　述べているようですが、ぜひ英国の事例を参考にして、リーダーとして<br />
　あるべき姿を見直してもらいたいところです。</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>#318 今週の注目ニュース</title>
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<modified>2010-06-28T06:52:51Z</modified>
<issued>2010-06-28T06:47:01Z</issued>
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<created>2010-06-28T06:47:01Z</created>
<summary type="text/plain">大前研一 台湾訪問報告 ＊中台経済協定／経済協力枠組み協定（ＥＣＦA）８００品目...</summary>
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<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>大前研一 台湾訪問報告<br />
＊中台経済協定／経済協力枠組み協定（ＥＣＦA）８００品目を対象に関税引き下げで合意<br />
＊中国人民元／「中国人民銀行」が人民元切り上げへ誘導姿勢<br />
＊韓国省庁移転／韓国国会で省庁移転中止案が否決。世宗市への移転を計画<br />
＊オーストラリア新首相／豪州初の女性首相、ジュリア・ギラード氏が与党・労働党の新党首に選出<br />
＊コロンビア大統領選／与党・全国統一社会党のサントス氏が当選<br />
＊東欧エネルギー情勢／ベラルーシ政府が露「ガスプロム」にガス代１．８７億ドル支払い、ロシアが供給再開<br />
＊アフガニスタン情勢／オバマ大統領がアフガニスタン司令官を政権幹部批判で更迭<br />
＊Ｇ８・Ｇ２０サミット／Ｇ８首脳宣言で北朝鮮とイランを非難。Ｇ２０では先進国の財政健全化など議論<br />
＊電子ナンバープレート／カリフォルニア州議会で電子ナンバープレート県連法案が可決<br />
<strong>＊ギリシャ財政／財政再建へ国内約６千島ある一部の島を売却へ。ロシア、中国の投資家などが関心示す</strong><br />
＊英国財政健全化策／政府が緊急予算案を発表。付加価値税１７．５％→２０％、金融機関には銀行税導入検討<br />
＊財政健全化策／政府が財政運営戦略を決定。基礎収支を２０年度に黒字化、財源不足は消費税８～９％相当<br />
＊国の借金／０８年度末の債務超過額は３１７兆４千億円で０７年度比３４兆７１千億円増<br />
＊投資マネー／日本国債に投資マネーが流入。国債利回りが６年１０ヶ月ぶりの低水準に<br />
＊参院選／７月１１日投開票へ与野党の舌戦が本格化。消費税引き上げなどが焦点<br />
＊茨城空港／「スカイマーク」が撤退。茨城～神戸（１日１往復）を９月に休止<br />
＊賭博問題／日本相撲協会が名古屋場所の番付発表を延期<br />
＊原子力協定／政府がインドとの協定締結へ交渉<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>＜Ｒｅａｌｔｉｍｅ Ｏｎ－ｌｉｎｅ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ＞もしも私が｢日本郵船の工藤泰三社長｣だったら、アジア系の商船隊に追い込まれている現状をどのように脱して長期戦略を描いていくか？<br />
＊企業会計／企業会計基準委員会が２０１１年３月期決算から包括利益を開示義務付けへ<br />
＊報酬開示義務／日本経団連の米倉会長が日本での必要性に疑問<br />
＊証券市場改革／大証・米田社長が総合取引所の創設に期待。上場２０年以上の企業は年会費２０％引きに<br />
＊インドネシア資源／インドネシア政府が「三菱商事」のＬＮＧ計画を承認<br />
＊米国金融対策法案／上下両院で金融規制改革法案は一本化で合意<br />
＊米国住宅市場／５月の新築住宅販売は年換算で３０万戸、前月比で過去最大の下落幅<br />
＊欧州価格カルテル／欧州委員会が浴室設備１６社に約６８０億円の制裁金<br />
＊アルゼンチン財政／新国債や現金などとの交換申し込みでデフォルト債９２％を交換<br />
＊世界富裕層／世界の富裕層人口が前年比１７％増の１０００万人に。日本の富裕層人口は２１％増の１６５万人<br />
＊アジア消費市場／直嶋経済産業相が２０１０年版通商白書を提出。アジア中間所得層が１０年間で２倍に<br />
＊海外インフラ事業／「日立」「三菱重工」が海外インフラ事業で提携<br />
＊電子マネー／「高島屋」が関東１１店の食品売り場でスイカ導入<br />
＊転職人気企業ランキング／「グーグル」が初の首位。２位は「ソニー」、３位は「トヨタ自動車」<br />
＊ソフトバンク／孫社長が３０年後に時価総額２００兆円目指す方針<br />
-----------------------------------------------------------<br />
記事中の“<strong>太字</strong>”のテーマが、金曜日に掲載される解説記事のテーマとなります。<br />
-----------------------------------------------------------</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>KON317 「中国人民元改革」にちょっと待った！～切り上げは世界経済にとって良いことなし</title>
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<modified>2010-07-26T03:16:25Z</modified>
<issued>2010-06-24T22:50:18Z</issued>
<id>tag:www.ohmae.biz,2010:/koblog//6.1531</id>
<created>2010-06-24T22:50:18Z</created>
<summary type="text/plain">　G20サミット   サミット参加者に書簡で   人民元改革促し 　------...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>　G20サミット<br />
  サミット参加者に書簡で<br />
  人民元改革促し<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　中国人民元を切り上げても、世界にとって良いことはない<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>　  米政府は18日、26日からカナダで開く20カ国・地域（G20）首脳会議<br />
　（サミット）の参加者に対し、オバマ米大統領が書簡を送ったと発表<br />
　しました。</p>

<p>　大統領はその中で、「市場原理に基づく為替相場が不可欠だ」と指摘し、<br />
　人民元改革が必要だとの認識をにじませています。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　かつて米国はプラザ合意で日本に対して、今の中国に対するのと同じ<br />
　ように、半ば強引に「日本円を強く」させました。</p>

<p>　それに対して日本は正しい対応が取れず、プラザ合意の85年以降、日本経済<br />
　は混迷の時期へと突入し、結果的にはバブル経済に陥ってしまいました。</p>

<p>　では、その結果として米国経済は回復したのかといえば、そんなことは<br />
　ありませんでした。だから私に言わせれば、単なる「余計なお世話」<br />
　だったのです。これは今の中国人民元についても同じことが言えるで<br />
　しょう。</p>

<p>　そして現状を見ると、人民元がこれ以上高騰する余地はないと私は見て<br />
　います。現在、中国では人件費が上昇しています。</p>

<p>　この状況でさらに人民元まで切り上げられてしまうと、世界の生産基地<br />
　として機能している中国の力が急激に衰えてしまうでしょう。これは<br />
　世界中のいずれの国にとっても得策ではありません。</p>

<p>　中国人民元を切り上げることで中国の競争力が失われたら、米国から<br />
　流出した産業が米国に帰ってくるとオバマ米大統領は思っているので<br />
　しょう。</p>

<p>　それゆえ、中国への圧力を強めているのだと思います。しかし残念ながら、<br />
　一度流出した産業が米国に戻ることはありません。実際、かつて日本円<br />
　が高騰した後、米国に戻った産業はなく、日本からさらに中国やベトナム<br />
　などに移動しただけでした。</p>

<p>　人民元を正常化したら米国の経済・産業が競争力を持つ、というのは<br />
　錯覚です。この点についてもっと世界は米国に対して主張すべきだと<br />
　私は思います。</p>

<p>　主要通貨に対する人民元の騰落率を見ると、「対ドル」の人民元は06年<br />
　から08年にかけて上昇していたものの、この数年は横ばい状態になって<br />
　います。</p>

<p>　おそらく今のタイミングで中国側が人民元の切り上げについてコメント<br />
　をしているのは、「横ばい」状態について米国からの圧力をかわしたいと<br />
　いうだけだと思います。</p>

<p>※「主要通貨に対する人民元の騰落率」チャートを見る<br />
<img src="http://www.lt-empower.com/mag2/konews/imgs/100625-01.gif" alt="" width="400" height="300" vaspace="3" align=""></p>

<p>　今、中国人民元を完全フロート制度に移行したら、どのような事態を<br />
　招くでしょうか？</p>

<p>　おそらく世間は「人民元が安すぎる」という認識を持っていますから、<br />
　一気に「元高」に振れると思います。「1ドル4元、5元」というレベル<br />
　まで行くかも知れません。</p>

<p>　そうなると中国の実体経済はそこまで強くないと判明し、そこから今度<br />
　は逆に「空売り」する人が続出します。</p>

<p>　これは90年代にペソが暴落した「メキシコ」と同じ状況です。そして結果<br />
　として、中国人民元は乱高下するようになってしまいます。</p>

<p>　この影響は中国だけに留まりません。現在、貿易相手国として「中国が<br />
　第1位」という国はたくさんあります。中国経済が不安定になると、<br />
　そうした国にも影響が出てくるでしょう。</p>

<p>　世界経済にとっても何ら得なことはないと私は思っています。人民元は、<br />
　中国国内の人件費やコストとの兼ね合いを見ながら、徐々に適正な価格<br />
　へと導くようにコントロールするべきです。</p>

<p>　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　今の民主党政権では財政赤字を半減させることは不可能<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　<br />
　カナダのハーパー首相は、26日からトロントで開く20カ国・地域（Ｇ20）<br />
　首脳会議（サミット）参加国に2013年までに財政赤字を半減させ、2016年<br />
　までには財政赤字の対GDP比率を安定化させることで　合意するよう望むと<br />
　の意向を示しました。</p>

<p>　日本の場合、2010年度当初予算での新規国債発行額は約44兆円ですから、<br />
　「半減＝22兆円」です。これはほぼ不可能と言える水準だと私は思います。</p>

<p>　民主党が掲げている政策を全て撤回して、ゼロから練り直さなければ<br />
　実現できません。もし菅首相がG20にてこの条件を了解したなら、根本的<br />
　な部分から認識間違いをしているはずです。</p>

<p>　今の民主党政権お得意の「事業仕分け」をしたところでどんなに頑張って<br />
　も財政赤字の削減幅は2兆円に届きません。</p>

<p>　さらに実際に予算を立てる際には、小沢氏の影響もあったと思いますが、<br />
　それが半減しています。つまり、せいぜい1兆円の削減というのが今の<br />
　民主党政権にできるレベルです。</p>

<p>　「消費税率を10%に」して財政赤字を解消させるという議論もありますが、<br />
　10%になったとしても税収は現在の5%の2倍です。</p>

<p>　2009年度の消費税による税収は9.4兆円ほどですから、単純計算で増える<br />
　税収は10兆円に過ぎませんから、まだ足りません。この計算で考えるなら、<br />
　IMFが提言するように日本の消費税は「15%」にする必要があると言えます。</p>

<p>　では消費税を15%に引き上げたら全てが解決するかと言えば、そんなことは<br />
　ありません。それで穴埋めできるのは、まだ「半分」に過ぎないからです。</p>

<p>　本当の意味で日本の財政赤字を解消しようとするなら、「歳入を増やす」<br />
　だけでは限界があります。大幅に「歳出を削減する」ことを実施しなけ<br />
　れば難しいと私は思います。</p>

<p>　そのためには、「公務員を半数に減らす」あるいは、「不必要なバラマキ<br />
　を全面的に禁止する」などの措置が必要でしょう。</p>

<p>　スペインやギリシャのことは他人ごとではありません。ここまで実行する<br />
　ことを迫られると、スペインやギリシャのように日本でも久しぶりに<br />
　「ゼネスト」が戻ってくる日が来るかも知れないと私は感じています。</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>#317 今週の注目ニュース</title>
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<modified>2010-06-21T04:57:47Z</modified>
<issued>2010-06-21T04:41:39Z</issued>
<id>tag:www.ohmae.biz,2010:/koblog//6.1530</id>
<created>2010-06-21T04:41:39Z</created>
<summary type="text/plain">＊はやぶさ／小惑星探査機が7年ぶりに帰還。月以外に着陸した探査機の帰還は世界初 ...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>＊はやぶさ／小惑星探査機が7年ぶりに帰還。月以外に着陸した探査機の帰還は世界初<br />
＊米国油流出事故／米国政府と「ＢＰ」が会談し、被害補償に１兆８千億拠出で合意<br />
＊スウェーデン原発政策／議会が脱原発政策を３０年ぶりに転換。地球温暖化など背景に既存の原子炉立替を可決<br />
＊オバマ大統領／世界２２ヶ国調査で支持率が低下。アフガン政策への不満など背景にイスラム諸国で落ち込む<br />
<strong>＊Ｇ２０サミット／オバマ大統領が参加者に書簡で人民元改革促す。カナダのハーパー首相が参加国に２０１３年までに財政赤字半減を提案</strong><br />
＊パキスタン原発／原発建設で米軍備管理協会が中国の関与を憂慮<br />
＊パレスチナ情勢／イスラエル政府がガザ地区封鎖を一部緩和。国際社会の批判に配慮、生活物資搬入を拡大<br />
＊キルギス情勢／南部で民族衝突、死者が２千人超？。国連が６５億円の緊急支援を呼びかけ<br />
＊グルジア情勢／ロシアとグルジアがフランスからの軍艦購入めぐり対立<br />
＊ロシア産業強化策／ロシア政府が宇宙開発、原子力など５分野を強化<br />
＊アフガニスタン資源／カルザイ大統領が鉱物資源開発で日本を優先<br />
＊外国投資／外国人保有比率が３年ぶりに上昇。保有額は８８兆円<br />
＊普天間基地問題／菅首相が“基地問題はどうにもならない”と昨年９月の政権交代直後に発言<br />
＊民主党マニフェスト／税財政と政治改革の２本柱。消費税１０％案で各党対立<br />
＊成長戦略／今後１０年間の成長戦略を閣議決定。医療、介護、環境で需要創造しＧＤＰ成長率１％押し上げへ<br />
＊インフラ事業／政府が国家戦略運営委員会を｢設置し海外展開を加速へ<br />
＊港湾整備／長安国交省政務官が重点投資港湾の絞り込みを先送り<br />
＊金融負債残高／国・地方の金融負債が初の１０００兆円台に<br />
＊子ども手当／朝日新聞の世論調査では“満額でなくてよい”が７２％<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>＜Ｒｅａｌｔｉｍｅ Ｏｎ－ｌｉｎｅ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ＞もしも私が｢キタムラの北村正志CEO」だったら、今後チェーン店の維持をどのように図っていくか？<br />
＊欧州金融機関／「スペイン銀行」が銀行の健全性審査、ストレステスト結果を公表へ<br />
＊ＥＵ財政政策／ＥＵ首脳会談で加盟国予算を相互監視へ。Ｇ２０では国際金融取引課税を提案へ<br />
＊ＬＥＤ大手／台湾企業がＬＥＤ増産を加速。「台達電子工業」が今後３～４年で約５６０億円投資<br />
＊中国雇用情勢／賃上げ求める労働争議相次ぐ。トヨタ系部品メーカーでスト<br />
＊中国結婚事情／スピード結婚・離婚が急増。都市部の一人っ子世代に顕著<br />
＊ベトナム高速鉄道／国会で南北高速鉄道整備計画が否決。５６０億ドル投資で採算性の低さを懸念<br />
＊日本航空／大規模な人員削減、老朽航空機の処分などリストラ費用に１兆円を計上<br />
＊ＳＦＣＧ／警視庁が大島元会長を資産不正流出の疑いで逮捕<br />
＊武富士／４１４億円の社債償還を発表。資金繰りは綱渡り状態<br />
＊ベスト電器／「さくらや」の経営再建を断念し精算を発表<br />
＊外国人採用／日本の大手企業が外国人を大量採用へ。「パナソニック」は来春までに１１００人を採用<br />
＊楽天／欧州ネット通販市場に本格参入。仏「プライムミニスター」を約２２０億円で買収<br />
＊役員報酬／情報開示義務付けにより株主総会で１億円以上の理由説明<br />
＊セイコーＨＤ／２０１３年３月期までに売上高４１００億円目標など中期経営計画を発表</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>KON316 「格差が小さい国」を望む日本人～皆で貧しくなることが幸せなのか！？</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.ohmae.biz/koblog/viewpoint/1529.php" />
<modified>2010-06-17T07:11:05Z</modified>
<issued>2010-06-17T22:50:00Z</issued>
<id>tag:www.ohmae.biz,2010:/koblog//6.1529</id>
<created>2010-06-17T22:50:00Z</created>
<summary type="text/plain">　社会世論調査  「日本は自信喪失」74％   朝日新聞世論調査 　------...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
</author>
<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>　社会世論調査<br />
 「日本は自信喪失」74％<br />
  朝日新聞世論調査<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　ロウアーミドルに収斂する日本社会<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>　朝日新聞社が「日本のいまとこれから」をテーマに郵送方式による全国<br />
　世論調査を実施したところ、「いまの日本は自信を失っている」とみる人<br />
　が74％に達し、90％以上の人がこれからの日本に不安を感じていると答え<br />
　たことが分かりました。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　一方で、回復する底力があるとみる人が半数以上おり、日本の将来の<br />
　あり方としては、経済的豊かさよりも「格差が小さい国」を求める意見<br />
　が70％を占めたとのことです。</p>

<p>　これは非常に悩ましい結果だと私は感じました。「日本が自信を失ってい<br />
　る」のは疑いないでしょう。</p>

<p>　この20数年を振り返ってみてもこれといった良いニュースはなく、さらに<br />
　この数年間ではあのイタリアを上回る回数で首相が変わる始末です。</p>

<p>　ですから「自信を喪失している」ことについては理解できます。しかし、<br />
　「格差が小さい国」を目指すことが重要だというのは如何なものかと<br />
　思います。</p>

<p>　私は拙著「ロウアーミドルの衝撃」の中で、所得階層の2極化によって<br />
　総中流社会が崩壊したと指摘しました。給与所得者数の構成比推移を<br />
　見ると、その状況はさらに加速していることが分かります。</p>

<p>　※「給与所得者数の構成比推移」チャートを見る　　<br />
<img src="http://www.lt-empower.com/mag2/konews/imgs/100618-01.gif" alt="" width="400" height="300" vaspace="3" align=""></p>

<p>　年棒300万円以下の人たち、300万円－600万円の人たちを足すと、<br />
　全体の80％程度になります。アッパーミドルと称される<br />
　600万円－1000万円の割合は98年頃から下がってきています。<br />
　またアッパーと言われる年棒1000万円超の割合は横ばいです。</p>

<p>　つまり全体としては、年棒600万円を上回る割合が減ってきており、<br />
　逆に600万円以下の割合が増えてきています。格差が縮小し、600万円<br />
　以下のロウアーミドルに見事に収斂してしまっています。まさに<br />
　「低位安定」といったところです。</p>

<p>　このような状況にあって、さらに「格差のない社会」を求めてしまうと<br />
　いうのは、私には信じられない心境です。行き着く先は、高所得者には<br />
　もっと税金をかけて、低所得者には何かしらの補助金でも付与しましょう、<br />
　という社会でしょう。</p>

<p>　そして「補助金を受け取るほどではないけれどやや低所得者」という<br />
　ロウアーミドルが最も多く、そこが一番安定しているという構図になり<br />
　ます。</p>

<p>　世界の先進国を見渡してみれば、もっと大きな格差がある社会が普通で<br />
　す。上へと登っていきたいという気持ちを抱えている人が多く、実際に<br />
　結構な割合の人が「お金持ち」になっています。</p>

<p>　格差が縮小し、全体としてロウアーミドルに収斂してしまう日本のよう<br />
　な社会では「元気」がなくなってしまいます。果たしてそれで幸せなの<br />
　かどうか、今一度考えてもらいたいと私は強く感じています。</p>

<p>　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　夢や志を持てる社会になっているか？<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>  日本では「高齢者に金持ちが多い」と聞くことがあります。しかし実際<br />
　には「ロウアーミドルからロウアーにも高齢者が多い」というのが事実<br />
　です。つまり、現在の日本社会では高齢者が2極化しているのです。</p>

<p>　こうした事情を考慮しても、もし格差のない社会を本当に目指すなら、<br />
　今まで以上に誰かが年金などを負担する一方、低所得者にはさらに補助<br />
　金を付与し、税金を免除するということになってしまいます。もし、<br />
　こうした状況が助長されると、社会はどうなってしまうでしょうか？</p>

<p>　例えば、生活保護を受ける世帯数の推移を見てみると、90年代には減って<br />
　いたものが94年頃から急激に増え続けているのが分かります。厚生労<br />
　働省が発表した速報によると、2009年度では生活保護を受ける世帯数は<br />
　月平均で127万世帯に達し、過去最高になっています。</p>

<p>　※「生活保護を受ける世帯数の推移」チャートを見る　　<br />
<img src="http://www.lt-empower.com/mag2/konews/imgs/100618-02.gif" alt="" width="400" height="300" vaspace="3" align=""></p>

<p>　生活保護を受けつつ、母子手当を受け取ることもできます。そうすると<br />
　「最も経済的に得な状況」というのは、例えば次のような状況だと考え<br />
　ることができてしまいます。</p>

<p>　・結婚してから子どもを3人産み、子ども手当を3人分受け取る<br />
　・その上で偽装離婚をして、<br />
　・児童扶養手当など、母子家庭に資格がある手当を受け取る<br />
　・加えて、（偽装離婚している）旦那が給与をもらう</p>

<p>　結婚してから偽装離婚する方が「得」だとなってしまうのです。倫理的<br />
　な問題を指摘することはできるでしょうが、こういう風に考える人が<br />
　出てくるのは必然でしょう。それで良いのか？ということです。</p>

<p>　私も若い頃は、月々数千円の社宅に住み、銭湯に出かけるという生活を<br />
　していました。月末に残る現金は1000円くらいのものでした。経済的<br />
　には決して豊かではありませんでしたが、とても楽しい生活でした。</p>

<p>　そこには、「将来は何かやってやろう」という強い夢があったからだと<br />
　思います。</p>

<p>　そういうものがなく、「生活保護＋子ども手当＋偽装離婚」でもしていれば<br />
　生活はできるという状況では、将来に向かうエネルギーが湧いてきません。<br />
　社会全体としてもエネルギーが欠けた状態になってしまうでしょう。</p>

<p>　これは由々しき問題であり、決して放置して良いものではないと私は<br />
　思います。菅首相は「最小不幸社会」を目指すなどと述べていますが、<br />
　それでは話になりません。</p>

<p>　これは会社経営についても当てはまることですし、家庭においても同様<br />
　だと私は思います。やる気があるなら、どんどん上を目指せるようにする<br />
　べきです。</p>

<p>　逆にやる気がないなら尻をたたく必要があります。今、日本では家庭で<br />
　も企業でも国家でも同じことが問われているのだと感じます。<br />
</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>#316 今週の注目ニュース</title>
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<modified>2010-06-16T02:40:05Z</modified>
<issued>2010-06-16T02:36:25Z</issued>
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<summary type="text/plain">＊日立製作所／中期経営計画では社会インフラとＩＴ関連に３年間で1兆６千億円投入 ...</summary>
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<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>＊日立製作所／中期経営計画では社会インフラとＩＴ関連に３年間で1兆６千億円投入<br />
＊菅直人新首相／経済、財政、社会保障立て直す奇兵隊内閣。“最小不幸社会”めざす方針<br />
＊民主党／郵政法案を先送り決定、亀井大臣が辞任。マニフェストでは基礎的財政収支の黒字化<br />
＊自民党／全議員懇談会で参院選への対応を協議<br />
＊保守勢力／安倍元首相や平沼氏ら保守派約千人が決起集会<br />
＊大阪維新の会／自民党議員の３人が合流。議会で代表質問など可能に<br />
<strong>＊社会世論調査／“日本は自信喪失”が７４％、経済的豊かさより格差縮小求める声</strong><br />
＊国民生活統計／１０年間で年収６００万～１５００万円の中間所得層が２割減少。生活保護世帯数は０９年度で月平均約１２７万世帯<br />
＊日本振興銀行／業務に関わる電子メール大量削除の隠ぺい行為で金融庁が刑事告発へ<br />
＊企業会計基準／国際会計基準（ＩＦＲS）との共通化にらみ、包括利益を連結決算で導入へ<br />
＊過疎対策／和歌山県が県外からの空き家移住を支援。改修費用に最大で４０万円を補助<br />
＊口蹄疫問題／輸出停止で海外への霜降り牛肉ブランド「ＷＡＧYU」に打撃<br />
＊野村ホールディングス／役員報酬が前期比３倍の平均約１億４５００万円<br />
＊トヨタホーム／「トヨタ自動車」保有のミサワホーム全株を取得、出資比率は２７．８％へ<br />
＊松坂屋／名古屋店で閉店セール実施。初日は来場者が６万人、１億８千万円の売上高<br />
＊婦人服ブランド／「オリゾンティ」「ＴＲＩＰ」が負債総額１１６億円で民事再生適用を申請<br />
＊ＵＳＥＮ／「インテリジェンス」売却でＫＫＲと最終調整、有利子負債圧縮へ<br />
＊マイクロスコープ／ｉＰａｄでお肌をチェック。「エアマイクロ」を７月に発売へ</p>]]>
<![CDATA[<p>＜Ｒｅａｌｔｉｍｅ Ｏｎ－ｌｉｎｅ Ｃａｓｅ Ｓｔｕｄｙ＞もしも私が｢ＪＶＣ・ケンウッド・ホールディングスの河原春郎ＣＥＯ｣だったら、いかなるサバイバル戦略を描くか？<br />
＊インド経済／１－３月期ＧＤＰは前年同期比８．６％増。携帯電話加入数が６億件突破<br />
＊中国雇用調整／賃上げ要求強まり労使間でトラブル多発<br />
＊中国不動産市場／単なる住宅バブルではなく金融危機以前の売国より深刻とＦＴが報道<br />
＊中国自動車市場／電気自動車対象に最高６万元の購入補助金制度を導入へ<br />
＊ケレジット大手／「ＶＩＳＡ」が「中国銀聨」の中国独占をめぐり対立<br />
＊ウォルマート／今後５年間で世界で５０万人を新規雇用へ<br />
＊米国原油流出事故／米英首脳会談で「ＢＰ」に迅速な対応求める姿勢<br />
＊韓国哨戒艦沈没事件／国連安保理が非公式対話に韓国政府関係者が落胆<br />
＊米国共和党予備選／元女性経営者のメグ・ホィットマン氏とカーリー・フォリーナ氏が圧勝<br />
＊米国経済／ＦＲＢ地区連銀経済報告では全米全地区で改善続くとの見通し<br />
＊ＥＵ財政／ハンガリー政府が財政再建策で公務員給与１５％カットなど打ち出す。ＥＵはブルガリアの経済統計を調査へ<br />
＊スペイン財政／財政緊縮策に抗議、バルセロナで主要労組が大規模なスト<br />
＊ドイツ財政／２０１４年までに戦後最大の約８兆８千億円、公務員１万人以上の削減へ<br />
＊ドイツ自動車大手／ドイツ政府は「オペル」支援で政府保証を拒否<br />
＊ＥＵ金融規制／空売り規制でドイツとフランスが協調<br />
-----------------------------------------------------------<br />
記事中の“<strong>太字</strong>”のテーマが、金曜日に掲載される解説記事のテーマとなります。<br />
-----------------------------------------------------------</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>KON315 庶民派「菅新首相」誕生～最優先課題は日本経済の立て直しだ！</title>
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<modified>2010-06-10T08:35:32Z</modified>
<issued>2010-06-10T22:50:00Z</issued>
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<created>2010-06-10T22:50:00Z</created>
<summary type="text/plain">  菅新首相 　菅直人氏を第94代首相に指名 　4日・衆参両院本会議 　----...</summary>
<author>
<name>ltemt</name>

<email>sato_t@bbt757.com</email>
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<dc:subject>大前研一「ニュースの視点」</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.ohmae.biz/koblog/">
<![CDATA[<p>  菅新首相<br />
　菅直人氏を第94代首相に指名<br />
　4日・衆参両院本会議<br />
　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　菅直人新首相の船出は上々<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p>　民主党は4日に開かれた両院議員総会で菅直人氏を新しい代表に選出し、<br />
　その日の午後、衆参両院本会議で行われた総理大臣指名選挙で菅氏が<br />
　94代総理大臣に指名されました。迷走を極めた鳩山内閣が9ヶ月足らず<br />
　で退陣し、民主党の政権担当能力への信頼が大きく揺らぐ中、国勢の<br />
　舵取りを担うことになります。</p>]]>
<![CDATA[<p>　私は菅直人総理大臣の選出としては、まずまず良かったと感じています。<br />
　というのは、鳩山政権から引き継ぐダメージが小さく抑えられている<br />
　からです。</p>

<p>　もし残っていれば大きな波乱を巻き起こす可能性があった小沢幹事長も<br />
　退任したこと、そして鳩山政権が9ヶ月にも満たないという短命政権で<br />
　あったことは、菅氏にとっては追い風になると思います。</p>

<p>　また鳩山元首相が残した「ピュアな民主党に戻って欲しい」という明確<br />
　なメッセージの受け手として、民主党の創業者の一人である菅氏は適任<br />
　だと言えるでしょう。</p>

<p>　菅氏の特徴を挙げると、非常に「庶民的」という点です。私も何度か<br />
　選挙の応援演説に行ったことがありますが、菅氏を応援する有権者を<br />
　見ていてもその特徴はよく現れていました。</p>

<p>　菅氏は山口県の出身で東京工業大学では私の後輩になります。山口県から<br />
　9人目、東工大出身者では初の総理大臣ということです。東工大という<br />
　大学はエンジニアを養成する大学であり、本来、総理大臣を輩出する<br />
　ような大学ではありません。</p>

<p>　菅氏が在籍していた当時、大学では学園紛争の真っ只中でした。私は<br />
　ちょうどMIT（マサチューセッツ工科大学）に留学して博士号を取得<br />
　したタイミングでした。</p>

<p>　東工大に戻って教鞭をとるという選択肢も考えていましたが、断念しま<br />
　した。「大学は学生運動によって完全に封鎖されてしまっているので、<br />
　もう1年戻ってくるのは待ってくれないか」と東工大の研究室の助教授<br />
　から相談を受けたことを覚えています。</p>

<p>　菅氏はその時の学生運動に積極的に参加していたとのことですが、その<br />
　ような経験によって東工大というエンジニアを養成する大学出身であり<br />
　ながら代議士を志したのではないかと私は思います。</p>

<p>　共同通信によると「新首相に期待する」は57％、「民主党の支持率」は<br />
　36％になっています。</p>

<p>　民主党の支持率は一時的に20％を割り込んで自民党を下回っていまし<br />
　たが完全に抜き返しました。</p>

<p>　菅氏はこれから選挙に向けて調子を上げていき、余程のヘマをしない<br />
　限り選挙までつつがなく乗り切っていくと私は見ています。</p>

<p>　-------------------------------------------------------------<br />
　▼　菅直人新首相の課題、そして期待すること<br />
　-------------------------------------------------------------</p>

<p> 「菅直人新首相には期待できるのか？」と多くの国民が考えていると<br />
　思います。まず菅氏に期待できる点は、学生運動の頃から変わらない<br />
 「庶民の味方」「下から目線」という立場でモノを考えられることで<br />
  しょう。</p>

<p>　菅氏は厚生大臣だった頃、薬害エイズ問題に取り組み、結果として<br />
　経営悪化した株式会社ミドリ十字を救済合併による消滅に追い込んだ<br />
　ことがあります。</p>

<p>　この時の対応はまさに「庶民の味方」「下から目線」で、国民から<br />
　高評価を受けていました。</p>

<p>　一方、菅氏の課題としては「経済に弱い」ことが挙げられるでしょう。<br />
　実は、菅氏は東京のバブル崩壊のトリガーを引いた人物の一人だと言え<br />
　ます。</p>

<p> 「このままでは庶民が家を持てなくなる」と主張し、銀行に対して窓口<br />
  規制や総量規制をせざるを得ないように追い込んだ主唱者の一人が、<br />
  当時の菅氏でした。</p>

<p>  その後10年以上も日本経済は低迷し続けました。「庶民の味方」という<br />
  考え方に根ざした菅氏には悪気はなかったと思いますが、やはり経済に<br />
  対する「弱さ」があったと指摘されても仕方ないでしょう。</p>

<p>　経済に限らず菅氏について少々不安に感じているのが、「庶民の味方」、<br />
 「下から目線」という考え方が「大衆迎合」につながり、それゆえに<br />
 「大局的なモノの見方」ができなくなる可能性があるという点です。</p>

<p>　菅氏が銀行の窓口規制や総量規制を推し進めた当時、確かに日本経済は<br />
　極端なバブル状態でした。</p>

<p>　それにしても、銀行の窓口規制や総量規制を大々的に行ってしまったら、<br />
　その後どのような事態を招いてしまうのか？ということを大局的に考え<br />
　て欲しかったと思います。</p>

<p>　世界の構図が今どうなっているのか？経済を良くするためには経済の<br />
　膨らし粉をふくらませる必要があり、どうしたらそれが実現できるのか？</p>

<p>　こうした全体像を把握し大局観を持つスキルが今の菅氏には欠けている<br />
　と私は思います。</p>

<p>　また今抱えている問題への対応を見ていて心配しているのは、若干「体<br />
　制迎合」の兆しが見えることです。</p>

<p>　例えば、普天間の問題では日米同盟が最重要課題だと最初から決めつけ<br />
　ているようですが、これを機に日米同盟の見直しという選択肢もある<br />
　はずです。</p>

<p>　また国民新党による郵政改革法案を受け入れる姿勢も盲目的に過ぎると<br />
　感じます。</p>

<p>　もし菅氏が「体制迎合」してしまったら、自民党と何ら変わりません。<br />
　菅氏が首相になる意味も民主党が政権を担う意味もなくなってしまいます。</p>

<p>　これから首相として「体制迎合」してしまうのか、庶民の味方になると<br />
　いう意味で「大衆迎合」を貫き通せるのか、注目したいところです。</p>

<p>　もう少し経済の勉強をして、元々持っている「庶民の味方」、「下から<br />
　目線」というスタンスと上手くバランスを取って政策を進めてくれれば、<br />
　菅氏は首相として良い仕事をしてくれると思います。</p>

<p>　もちろん個別案件の処理については閣僚の力量にもよりますが、<br />
　枝野氏・前原氏・岡田氏・長妻氏などは、昔から「反小沢」という<br />
　立場の同志であり、上手く連携できるでしょう。</p>

<p>　菅新首相が何よりもやるべきは、日本経済の立て直しです。毎年、私は<br />
 「日本国勢図会」という本を送っていただいて目を通していますが、<br />
 「2010/11年版」にはさすがにがっくりきてしまいました。</p>

<p>　掲載されている指標は「右肩下がり」ばかりです。ざっと見たところ<br />
 「右肩上がり」だったのは「国債残高とGDPに対する比率」だけと<br />
　いう皮肉な状況です。菅新首相にはぜひこの状況を打破していただき<br />
  たいと期待します。</p>]]>
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